3・4年生を対象に駐在所の辻さんが鑑識ってどんな仕事をするのかを教えてくださいました。
実はこの日、インドネシア警察か幹部候補生の12人の警察官が日本の警察について研修を受けに来られました。東京と大阪を約1ケ月かけて周られているそうです。
今日は、市民と警察のふれあいがテーマで、わが天見小学校での鑑識の研修の様子が取り上げられ、その様子を見に来られたそうです。大阪に多数ある小学校ですが、天見小学校を選んでいただいたのも何かの縁。国際交流の観点でもインドネシアの方12人との交流もできました。テレビ大阪のテレビ中継も入りました。
警察の仕事のVTRを見た後、いよいよ、鑑識を経験させていただきます。
準備には手袋、帽子、靴を覆い隠す袋 等いろんな装具をつけて準備しました。髪の毛が一つも出ていないようにセットしなければなりません。
始めは、机の上の足跡があるかを探して靴の裏の模様を採取しました。
肉眼では見えなくても、光に当てると、靴跡が見えてきて、びっくり。それを上手に転写して採取していきます。ドラマで見たその様子そのものが経験できました。
次は、指紋の採取です。見た感じどこの指紋がついているのか全く分からないけれど、粉をつけると、浮かび上がってくる指紋。
真剣な顔で指紋を採取しています。
インドネシアの警察の方も真剣に子どもたちのやっている指紋採取を見ておられました。手伝ってもくださいました。みんなが熱心に頑張っている姿を見てインドネシアから来られている警察の方がインドネシアのお土産を子どもたちにくださいました。しおりだそうです。
最後に自分の手形と指紋を別の方法で取って、記念撮影をしました。私も目の前で鑑識を見たのは初めて。まして、自分でやってみるなんてすごい経験になったことと思います。キャリア教育の一環として「将来のお仕事への夢「」の一つに「鑑識」というお仕事もあると知ってもらえればいいなと思いました。
その後、インドネシアとの交流の時間を作ってくださいました。インドネシアという国のことを映像で教えていただきました。
インドネシアの方には、日本の小学校のことも見ていただく機会を摂り、全学年で休職を一緒に食べていただきました。残念ながら、給食の中に宗教的に食べてはダメなものが入っているので(豚肉や牛肉等)みんなと同じ給食は食べられませんでしたが、それでもインドネシアの方や警察の方と食事をする機会というのは、なかなかありませんので、全校児童にとっていい体験ができたかと思います。
インドネシアに3人の子どもたちをおいて研修に来ておられる方もいて、「子どもたちを見て、自国の娘や息子のことを思い出します。」と話されていた方もいらっしゃいました。みなさんのお弁当は唐揚げ弁当だったのですが、唐揚げを子どもたちに全部上げてくださって、白いご飯だけになっていた方もいらっしゃいました。ありがとうございます。
進行されている宗教によっては、お祈りの時間を毎日欠かさずされているそうです。文化の違いを感じます。
4時間授業だったこの日は、インドネシアの方に見送っていただきながら、子どもたちは帰りました。