15日、4年生が社会見学に行ってきました。行先は天王寺にある防災センタ―とハルカス展望台です。天見を出発するときは、小雨が降っていましたが、天王寺につく頃には、お日様も顔を出し、どんどんいい天気になっていきました。
新今宮の駅からは、通天閣や、OMO7が見えました。
防災センターに向かう道すがら、ハルカスを見上げます。「高いなー」60階まであとで登ります。
天見の景色とは全然違う大阪ビル群の街並みの中を、防災センターまで歩きました。
始めに、大阪の街に地震が起きると、どこまで津波が押し寄せるのかとか、どの地域の揺れはどのくらいだとかシュミレーションしながら説明してくださいました。津波がかなり内陸の方まで伸びてくるのが怖いなと感じました。
もし、地震がが学校にいたときに起こったり、家で留守番をしている時に地震が起こったら、どんな行動をとればいいのか教えていただきました。
揺れがおさまるまでは、机の下などに隠れる、それから火を止める、頭を守るための手の置き方、割れ物などがあるので靴を履いて歩く、津波があった時にはとにかく上へ上へと逃げる、家具が倒れないようにつっかえ棒などで固定する、避難するときは行先を張って出る等、災害時での注意するべきことを教えていただきました。
次に消化器の使い方を教えていただきました。実際に火が燃えている映像に向かって消火器を触ってみます。
火事が起こった時の逃げ方について体験しました。煙が上にあがるので、鼻口を押えて、身を低くして壁を触りながら下へ下へと逃げるのが良いそうです。
実際に地震が起きた街で、どんなものが落ちてくるのか、どんなところが危ないかを教えていただきました。
防災グッズについても教えていただきました。備えておられるお家の方も多いと思いますが72時間分の食料・・・特に水は必要だとお話しされていました。生きるために一日一人3本の水がいるそうで、×3日分×家族に人数分の水を備えてください。とのことでした。たくさんの水の備えが必要なんだなと思いました。
最後は、「震度7」の体験をしました。これはシュミレーションとわかりながらも、立てないほどの揺れの大きさに怖くなった子もいました。地震が起きると、これだけの揺れがあるのだということを体験できたことが、実際起こった時の安心につながると思いました。
しっかり災害時の対応について勉強した後には、お弁当タイムです。とても晴れてきたので、木陰を選んでみんなで食べました。
ごはんの後には、お散歩中だった犬の「ゆきちゃん」(ワンちゃんの名前)とみんなは仲良くなり、ボールを投げて遊んであげたり、なでてあげたりしました。ゆきちゃんは、子育て真っ最中のお母さん犬だそうです。飼い主さんともいろいろお話できました。誰とでも仲良くなれるのが、天見小学校みんなのいいところだなと思いました。
「さあ、ハルカスに上るぞー。」写真を下から取ってみましたが、映り込まないほどの高いです。
エスカレーターに乗るとアッという間に60階まで上がりました。
雨が降った後の晴れた天気だったので、空気が澄んでいて、遠くは、淡路島や明石海峡大橋までくっきり見えていました。大阪城や、ユニバーサルスタジオ、PLの塔もしっかりと見え、東西南北、大阪を一望しました。展望台での所要時間は一時間、時間を持て余すどころか、まだまだ見たりないという感じでした。いろんな建物を探したり、大阪の街をじっくり探訪して、帰ってきました。
帰りの電車の中で、子どもたちは「今日は一日、充実していたな。」と口々に話していました。防災センターもハルカス展望台もとても有意義な時間を過ごせたようでした。
お家の方へ、朝早く起きて、おいしいお弁当を作っていただき、ありがとうございました。
追伸、展望台のトイレがすごいです。全面ガラス張りで、他にはないトイレでした。ご家庭で行かれるときがあったら、ぜひトイレにもお立ち寄りください。