河内長野市教育メディアセンターのホームページ開設にあたって

  今、河内長野市の各学校園は、「受動的・他律的」な文化と「主体的・創造的」な文化の岐路に立っていると言えます。その中で、問いも答えも教室の中にあったこれまでの教育、さらに、学ぶプロセスを疎かにしがちであった教育を、枠組みも含めて大きく変容させることに奮闘しております。『知識を提供しなさい。そして、子どもに旅をデザインさせなさい。そして、自分で旅をさせなさい。』これが二十一世紀が求める学びの姿です。そして、情報メディアとネットワークは、この学びを実現させる未来社会から子どもたちへの贈り物といえます。  教育委員会では、この「学校文化の再構築」を情報技術の面から支えるために、平成14年5月15日に教育メディアセンターを設立いたしました。そして、この度、本市の学校園における情報教育の現状や様々な教育情報を、市民、保護者の方々にも提供させていただくために、同センターのホームページを開設いたしました。教育に携わるすべての関係者が、子どもたちへの愛情と熱意を持って、心を一つに取り組むために、広くご活用いただければ幸いです。
                                                            河内長野市教育委員会 
                                       

あ い さ つ

 最近、携帯電話をはじめとして情報機器の進展及び情報量の多さは 目覚しいものがあります。 この情報量の中で生きていく子ども達のために小中学校の学校現場としては どうすればいいのでしょうか。  情報選択能力も必要です。この便利な情報を有効に活用する力も必要です。かつ、子ども達の将来において コンピュータの活用を抜きにしては考えられない社会ではないでしょうか。その中で この教育メディアセンターの役割は 多大なものがあります。 まず、各校に設置されているコンピュータをフルに活用すること。次に 学習に有効なインターネット及び当センター自作の学習ソフト及び市販ソフトを活用し、子ども達にコンピュータの有効性を体感してほしいと思います。また、メールやテレビ電話等を活用して国内はもちろん外国とのコミュニケーションの力も伸ばしてほしいと願います。
 そのための補助として河内長野市立教育メディアセンターを活用していただければ幸いです。共に知恵を出し合い、情報を共有し、21世紀を担う子どもたちを育てていこうではありませんか。なお、当メディアセンタは 平成19年度より美加の台小学校内の東側校舎に移転しました。
                   河内長野市立教育メディアセンター長
      梅田昌二                                                              

 文部科学省は、高度情報通信ネットワーク社会が進展していく中で、子どもたちが、コンピュータやインターネットを活用し、情報社会に主体的に対応できる「情報活用能力」を育成することを重要な課題の一つと考えています。そこで、このような情報活用能力の充実を図るために、新しい教育課程において、小・中・高と各学校段階を通じて、各教科等や「総合的な学習の時間」においてコンピュータやインターネットの積極的な活用を図るようにと指導しています。さらに、中・高等学校においては、情報に関する教科・内容を必修としました。また、各教科等の授業の中で、子どもたちがコンピュータやインターネットで調べたり、交流したりすることによって、「わかる授業」や「魅力ある授業」を積極的に推進することを期待しています。
 しかし、残念なことに現場の小・中学校においては、なかなかその要請に応えられない困難な事情が多くあります。コンピュータ等に対する教員研修や情報通信機器が不足しているからです。そこで、河内長野市では、情報通信機器等の共有化と活用支援のための活動施設としてメディアセンターを2002年5月15日に立ち上げました。


    主な支援活動内容

学校に導入されている学習ソフトの活用支援
授業のための教材ソフトの制作
交流学習のための電子掲示板等の活用支援
テレビ会議による交流授業のシステム支援
地域へのコンピュータ研修


メディアセンター利用について

メディアセンターで管理する情報通信機器等については、市内の小中学校を対象として貸し出しを行います。
メディアセンターで管理するテレビ会議用のサーバーは、市内の小中学校が参加する交流授業を対象に利用を認め、会議室用パスワードを通知します
テレビ会議システムでの人的支援を、市内の小中学校が参加する交流授業を対象に行います。支援要請は、1週間前にメディアセンターへ連絡ください。
メディアセンターで制作した学習教材ソフトは、市内の小中学校を対象に、授業での活用に限り利用を承認します。
メディアセンターで制作した学習教材ソフトを、市外の小中学校で、利用を希望される場合はご連絡ください。