平成16年12月3日(金)、大阪の河内長野市立南花台東小学校においてテレビ会議「イラク難民の声を聞く」を行いました。このテレビ会議は、スウェーデンに難民として入国されたイラク人男性ヤヘヤさん35歳のご自宅と本校、そして韓国の錦橋初等学校とを結んだ遠隔授業です。ヤヘヤさんは、フセイン大統領時代の2000年に反政府運動の容疑で弾圧をうけ、スウェーデンに難民として入国されました。イラクではバスラの大学でバイオテクノロジーの研究されていたそうです。 

スウェーデンのご自宅から早朝6時 通訳をしていただいた林伸彦さん

 通訳は同じスウェーデンで生活されている在留邦人の林伸彦さんです。今回一時帰国されていて、本校から通訳をしていただきました。ヤヘヤさんとはスウェーデン語で話されています。さらにこの授業には、韓国のソウルにある錦橋初等学校も一緒に参加していただきました。そのため韓国語の通訳も必要で、地域の通訳ボランティアの方にもお世話になりました。本当にありがとうございました。

今年生まれたばかりの娘さんも参加 韓国の子ども達によるお礼の音楽演奏

 授業では、イスラム文化についてやイラクでの生活などについて、韓国と日本の子どもたちがそれぞれ質問しました。スウェーデン語と日本語さらに韓国語へと通訳が大変でしたが、とても興味深く聞かせていただきました。お礼に、韓国と日本の子どもたちが、それぞれの学校で習った音楽演奏をしました。最後に両国の子どもたちが一緒に平和への思いを込めて「イマジン」を英語で歌いました。韓国の子どもの方が英語の歌は上手だったかな。

平和を願い日韓で「イマジン」を英語で歌う。 英語の歌は韓国の子どものほうが上手かな?